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新年のあいさつ

福祉保育労大阪地本  執行委員長  多久和 令一

組合員の力をあわせ安全・安心の未来を切り開こう

 明けましておめでとうございます。東京オリンピックの年が明けました。昨年はラグビーのワールドカップにおける日本代表の選手の活躍で大いに盛り上がりました。多くの国民が東京オリンピックでの日本選手の活躍を期待していることでしょう。

 さて、一昨年に続いて昨年も大きな災害が日本各地を襲いました。海外のシンクタンクの分析では、2018年、日本は世界で最も気候災害の影響が大きかったと指摘されています。気候変動が国民のいのちと暮らしにとって重大な脅威となっています。

 また、今年は広島・長崎の被爆から75年の節目の年でもあります。アメリカ・ロシアは紛争解決の手段として核兵器の使用を公言し、戦略核兵器の開発に向かっています。一方、世界の核兵器廃止を求める国々は、2017年に核兵器禁止条約を国連で採択し、条約批准をめざして、各国への働きかけを強めています。

 こうした中、安倍政権は気候変動化の問題でも核兵器廃絶の問題でも、国際世論と国民の願いに背をむけています。温室ガス削減問題では石炭火力に固執し、新たな石炭火力発電の増設を進めています。また、核兵器廃絶問題では唯一の被爆国の政府でありながら、「核保有国が参加しない条約は無意味」と条約交渉そのものをボイコットし、核兵器廃絶に背をむけています。

 2020年を子どもたちに安全・安心の未来を切り開く年にするために、組合員みんなの力をあわせ行動していきましょう。