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年頭のごあいさつ

福祉保育労大阪地本  執行委員長  多久和 令一

「憲法守れ」「憲法活かした国づくり」を政府に迫ろう

 新年明けましておめでとうございます。昨年は国連で史上はじめて核兵器禁止条約が採択され、核兵器廃絶にむけて大きく世界が動きだしました。一方、北朝鮮による核実験が繰り返され米朝の軍事的緊張が高まる中、核兵器使用の脅威が高まっています。また、安倍政権は「戦争法」によって海外での武力行使に道を開いた自衛隊を、憲法9条に書き加える憲法改正にむけて動きを強めています。

 さらに憲法25条も貧困の深刻化を理由にした生活保護費の再度の引き下げ、「自立」の強要による介護や支援の取り上げがすすめられようとしています。一方、福祉の担い手が不足していることを逆手にとって、資格要件を緩和しボランティアや外国人労働者の活用がすすめられています。いま権利としての福祉が根底から壊されようとしています。

 今年は「憲法守れ」・「憲法を活かした国づくり」を大きな声にし、政府に迫っていくことがいっそう求められています。