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年頭のごあいさつ

福祉保育労大阪地本  執行委員長  多久和 令一

日本の進路を左右する年 共同を発展させ未来開く一歩を

 新年明けましておめでとうございます。

 平和、社会保障を根底から破壊する安倍政治が本性をむき出しにしています。どの問題をめぐっても、解決にはつながらず新たに深刻な矛盾を引き起こしています。

 高齢者の貧困が拡大しているにもかかわらず、更なる年金・医療・介護の削減が高齢者のいのちと暮らしを危険な事態にさらしています。福祉現場の厳しい労働実態もその深刻さを加速しています。実態に合わない少ない職員の配置、仕事に見合わない低い給料、しかし政府の対策はわずかな給料の改善に留まり、すでに多くの関係者から効果を疑問視する声が上がっています。

 平和の問題でも、内戦状態の南スーダンに武力行使の新たな任務をおった自衛隊員が派兵されました。自衛隊員が「殺し 殺される」事態が迫っています。

 2017年はまさに日本の進路を大きく左右する歴史的な年となります。

 平和と福祉の要求を高く掲げ、仲間を増やし、労働者・国民との共同を大きく発展させ、未来を開く一歩の年にしましょう。