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ダブル選挙で「維新政治ノー」の審判を下そう

 11月22日投票で大阪府知事、大阪市長選挙が行われます。橋下・「維新の会」は、大阪府知事選に現職の松井氏、大阪市長選に衆議院議員の吉村氏を擁立すると発表しました。また、選挙の争点として5月の住民投票で否決された「大阪都」構想をかかげることも表明しました。一方「大阪都」構想に反対し、奮闘した自民党の柳本大阪市会議員が自民党大阪府連の推薦をうけて大阪市長選挙への立候補を表明しました。私たち福祉保育労も参加し、住民要求の実現をめざしてきた「大阪市をよくする会」は自主的立場で市長選挙への出馬を決意した柳本氏の支援をきめました。

 そもそも「大阪都」構想は「二重行政」の解消により無駄をなくし、市民サービスを拡充するものではなく、大阪市を解体し財源と権限を「都(府)」に集中して無駄な公共事業を推し進めるためのもので、大阪市民への住民サービスは大幅に削減されることが市民的に明らかになった為に否決されました。特別区の区割りを変更したり、特別区の名称を変えたりしたからと言ってその本質が変わるものではありません。

 橋下・「維新の会」の7年に及ぶ府政、4年に及ぶ大阪市政によって「独自施策の廃止」が政策の基本にすえられ、築きあげてきた住民のための施策がことごとく縮小・削減されました。大阪府政では福祉施設の運営費補助の縮小・廃止、福祉団体の運営費補助の廃止、大阪市政では福祉職員の給与補助金の廃止、1歳児保育士加配の補助金の廃止、上下水道料金の福祉減免制度の縮小・廃止等々、福祉全般にわたって縮小・廃止が進められました。その結果、福祉職場では職員の非正規化や給与の削減等労働条件が切り下げられました。

 今度の大阪府知事・大阪市長選挙は府民の暮らしと福祉を壊した「維新政治ノー」の審判を下すことにあります。5月の「大阪都」構想の住民投票では保守から革新まで一体となって「オール大阪」でノーの審判を下すことができました。今度のダブル選挙でも「オール大阪」の共同の力で勝利し「維新政治」を退場に追い込めば、要求実現の大きなチャンスが広がります。すべての組合員の皆さん、ダブル選挙勝利に向けて総決起しましょう。