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新年のあいさつ

福祉保育労大阪地本 執行委員長 泉谷 哲雄

〜団結こそ力 労働組合の薪たなスタートを〜

あけましておめでとうございます。

大阪も新たなたたかいが始まる年です。

先のダブル選挙で投票率が大きく伸びたのは、『日本を覆う閉塞感、まともな仕事に就けない、自分たちに将来はあるのかといった若者たちが変革を期待して投票に向かった』と論じられています。

大会あいさつに引用させて頂いた真田是先生の一文をあらためて噛みしめています。

「ひどい目に会い続けている人は"強さ"を求めます。そして"弱きをくじき、強きをたすくもの"を、期待する人だと見誤ることが歴史上、しばしばありました。弱きをくじくときは強く見えるからです。強きに対しては卑屈にしっぽを振るのに、それを見落としてしまうからです。」「ではどうしたらいいのか。偽りの強さの正体を国民の間に広げなければなりません。〜国家と諸個人の両極しか無いような社会状況は、ばらばら勝手な個人か国家しか選べないようにすることで国家主義の格好の土壌になるからです。自主的な協同・共同の網の目を広げましょう。」

先の見えない生活、そのことが「がんばらなかった自己責任」として片付けられてしまう。自分ひとりには何も力がないと思うとき、英雄を待ち望むのではないでしょうか。

しかし、私たちには労働組合があります。

団結こそ力です。ひとりでは力が弱いからこそ団結するのです。
職場を原点に、新たなスタートを踏み出しましょう。