■組合の主張・焦点■ | 戻る |
やすやすとだまされるのはもうおさらば! 「参加者6万人の拍手は、まるで海鳴りのようだった」 9月19日、東京・明治公園で開かれた「さようなら原発5万入集会」に参加した組合員の感想である。 作家の大江健三郎さんらが呼び掛け脱原発を求めて6万人(主催者発表)が参加した。8日のさようなら原発集会で、映画監督山田洋次氏は「かつての学生運動や労働運動のように主張の違いで分裂してはいけない。お役人さんから寅さんのような人までが一緒に取り組まなくてはならない」と語った。 ルポライターの鎌田慧氏は財界の原発再稼働の主張に対して「命よりカネが大切なのか。健康や生命に匹敵する経済政策があり得るのか」と訴えた。 若者や労働者、今までデモに緑がなさそうな人までが集まった。うねりのように反原発運動が広がっている。 しかし、一方政府や財界などにすり寄る勢力の動きも執拗である。「大地震と若狭湾原発群事故の同時進行でも複合災害のリスクはかなり少ない。放射性物質は琵琶湖に流れ、大量の湖水で希釈されるので安全〜こんな見解を京都市防災対策委員会が発表している。」・・・9月に開催された福祉保育労第27回定期全国大会で京都の代議員が怒りを持ち発言した。 〜連合の中核組織である電力総連(組合員22万人)が9月6日に定期大会を開催、「原 子力は必要な電源」と強調し、停止中の原発の再稼働へ組織を挙げたとりくみを呼びかけた。討論では、原発事故を防げなかったことへの労働組合なりの反省もなく、再発防止への決意、被災した福島の人々に対して心を寄せる発言も無かった。逆風の中で原発推進へ反転攻勢を誓い合う「決起集会」の様相を呈した〜と、連合通信社の記者は述べている。 経済評論家の内橋克人氏は「やすやすとだまされるのはおさらばにしよう。誰が何を企 てているのかみて欲しい。」と語りかけた。 福祉保育労第27回全国大会はアピールを採択した。〜震災復旧・復興、原発ゼロに向けて全力をあげよう!! |