■組合の主張・焦点■ | 戻る |
拡大に見えてくる大阪地本の「地力」 第56回定期大会は、全国の3年連続の組織拡大に大きく貢献する大阪地本130人(昨年比7月1日の純増で迎えることになった。そしてもう一つ、準備会結成から21年、念願の大阪地本東部支部が結成、府下全域の支部を確立して大会を迎える。 「ともしび8月号」で紹介されたように7月28日、東部支部結成大会が開催された。 支部結成にはずみをつけたのは、障害者施設「四季の森」のたたかいと支援の輪の広がりにある。劣悪な労働条件のもと多くの退職者が続出する職場で「職員が働き続けることができない施設で、利用者の幸せはありえない」と宮武さん(現分会長)を中心に昨年分会を結成した。東部支部準備会や東部地区協、八尾労連の支援をうけ団交をすすめたが「まるで自分達の子どもか孫のような若者が闘っている」と、毎回多くの地域の方が支援に駆けつけてくれた。 これを機に、東部支部準備会の支援と運動の輪は大きく動き出し、同時にそれぞれの職場で組織を拡大しながら今回の支部結成を迎えた。「四季の森」は一年で倍増、とりわけ厳しい状況が続いている障害職場で大きく拡大をすすめ、東部支部準備会は昨年比121%の拡大を達成、大阪地本の130人純増に大きく貢献した。 大阪地本全体では昨年比105%となるが、毎年1割前後の退職者が出る中75%の職場で純増もしくは現状維持させるという奮闘であり、減らした職場でも厳しい状況の中で懸命に踏ん張る姿が伝わってきている。 正規・非正規職員別でみれば、非正規職員の拡大はまだ15%弱であるが、堺支部は地本全体78人のうち31人のなかまを迎え入れている。今回の組織拡大・強化でとりわけ強調したいのは、各分会・班の「拡大」を握って離さない、地道で継続的な日常の奮闘の結果であると同時に、いまさらながら大阪地本の「地力」の強さを実感させられる。 追伸:東部支部結成大会終了直後、新設された久宝寺保育園の職員全員の組合加入届があった。 |