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組織拡大に夢を、ロマンを!

「2050年に高齢化率は40.1%、福祉は主要産業となり福祉労働者は1000万人
を超える。企業内の労働組合は姿を消し、地域を中心に国民生活や社会保障・社会福祉等を要求してたたかう労働運動が中心になるだろう。その時代に、福祉保育労は100万人を超える組織になり、全福祉労働者の代弁者となるべき役割を担っている。
夢とロマンをもってとりくもう。(第23目全国大会、全労連・坂内議長の挨拶)」

この挨拶を聞いた時、組合役員をやり始めた頃のある役員の大会挨拶を思い出した。

「福祉保育労が数十万の組織になり、その私たちの統一要求を国も経営者も無視することができず、財源が確保され、全国統一賃金が確立されていく。そして全福祉労働者の労働条件が大きく改善されていく。

そんな夢を、ロマンをもって組合員の拡大にとりくもう」

たしかこんな話であり、心を大きく動かされたことを思い出す。

〜労働組合を強く大きく、「数こそ力」、労働組合に加入する労働者が増えれば増えるほど、組合の力は強いものになる〜

多くの組合員のみなさんが理解していることでありながら、ことは簡単ではない。

大阪地本の職場で毎年一割、200人前後の仲間が職場を去っていく。そのもとで、大阪の職場の仲間は毎年、着実にみんなの踏ん張りで減った仲間の数を上回る新しい仲間を増やしてきた。

昨年の組合員数は組合誕生以来、最高の峰を達成し、全労連の中で唯一、「組合員を増やし続けている」福祉保育労であるが、大阪のみんなのがんばりがなければ、到底成しえなかった。

そのことに大いに確信を持とう。そして、同じ時間、同じ働き方をしながら、はるかに低い賃金、労働条件で働いているなかまの本音を聞けているか、声をかけきれていない仲間はいないか、もう一度職場を見渡してみよう。

壮大な夢とロマンを心に秘めて、一歩を踏み出そう。