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新年あいさつ
経済効率から脱皮し、平和な日本を実現する運動の輪をおおきくつくりましょう


福祉保育労大阪地方本部
執行委員長 水野洋次郎


2005年、明けましておめでとうございます。昨年1年をあらわす漢字は「災」でしたが、今年度は「災い転じて福となす」年になってほしいし、したいものだと思います。

地震や台風の半分は自然災害ですが、科学が発達した今日、前もっての備えがあれば最小限の被害にできたのではないでしょうか。戦後の経済成長と都市化の下で、「自然」が不自然なほどに手が加えられ、その結果、山も川も荒れ放題になっているといいます。春さきのスギ花粉症は、戦後、ただただ経済目的のために自然林を切り開いてスギ植林が行われ、経済価値がなくなれば手入れもしないことが原因と聞いたことがあります。経済効率だけで国民生活がまわるような国から、はやく脱皮できないものかと思います。

今年こそ、経済効率優先の「規制緩和」反対の世論を大きくし、憲法25条の「健康で文化的な最低限度の生活」を、国民のだれもが享受できる国にしたいものだと思います。ところが現実の日本は、憲法がますます軽ろんぜられ、改憲勢力から「憲法改悪」が声だかに主張されています。

イラクからの自衛隊の早期撤退、そして、何よりも『憲法改悪反対』のおおきな世論がわきおこる年に、組合員みんなで運動を強めようではありませんか。